現実に横っ面を張られた1日。
（今日はちょっと長いですが、よかったらお付き合いください）うちで一番買い替え回数が多い家電といえば、エレクトリックケトル。日本でも最近はティファールとか、いろいろ出てますよねー。こっちで売られているのはだいたい1.5〜リットルのものがほとんどです。ウチは水道水そのまま飲むことは絶対なく、湯冷ましした水を、飲み水はもちろん歯磨きの水にまで使っているので、容量が小さいケトルではおっつきません。ためしに火にかけて使う薬缶も買ってみましたが、こちら、薬缶を火にかける習慣はないのか、売られているのをそれほど見かけないのです。やっとまともそうな薬缶を発見して購入したらその値段で安いエレクトリックケトルが2台買えるお値段でした。薬缶の不便なところは、沸くのをイマカイマカとまたなくてないけない。これ他のちょこまかした作業と平行している時は物凄く面倒です。エレクトリックケトルはスイッチ入れてほっといても沸いたら勝手に電源オフしてくれるから、待ってる必要がないし、例えば朝のコーヒー用の水を前夜寝る前に1回沸かしておけるのも便利。そんな素敵なエレクトリックケトルですが、ここ1年くらい使ってたのが先日壊れてしまったのです。使用頻度が高いのと水を扱うからか、はたまた怪しげな中国産
（ミキサーに引き続き）謎のSAISHOだったからか･･･もしくは自分たちの使い方が荒いのか･･･これに限らず結構壊れやすくてこの4年で3〜4台買い換えています。なければ薬缶で沸かすのですが、やっぱり不便だし、火曜から旦那が約20日間も出張で不在になる為、昨日は買い物ついでに買ってこよう、ってことで出かけました。結局よく行くスーパー4軒全てをまわり、最終的に５軒目、店のオーナーがヨーロッパで直接買い付けてるというキッチン用品のお店*1で、素敵なケトルを発見。
こちらがそのケトル。透明！おしゃれ！！メーカーは日本人にはお馴染みKENWOOD･･･とはいっても日本の音響機器などのKENWOODさんではなく、UKを拠点にキッチン用品などを扱ってるKENWOODさん。一応HPもありまして、別物です。お値段は壊れた謎のSAISHO君が約1500円なのに対して、なななと約8000円。たけーたけー！*2でも今まで壊れていたケトルはそこそこ安もの*3だったので、それもいけなかったのかもしれない･･･と思いまして、あとはもう完全にデザインに惚れて「こんなケトルで毎日湯沸ししたい！」と、質素（ケチとも言う）なウチからすれば清水の舞台から飛び降りるように大枚はたいて買ってみたのです。で、いそいそと帰って、誇らしげにメイドさんに「高かったけど素敵でショー！」って言いながら水を注いでみました。･････････なんと水漏れ！！下の透明の部分と白い部分の接続箇所から水、だだ漏れ！！*4おーのー！！メイドさんに「高ければいいってものでもないよね･･･」って言われて「うん･･･」しょぼーんとしつつ、こういうのは早いほうがよい、ということで旦那と大急ぎで返品に向かいました。買って１時間たったかどうかというところ。その行き道に旦那と「やっぱさ･･･おしゃれ家電とか夢見ちゃいけなかったのかもね･･･」「ここは日本じゃないんだから･･･」「交換じゃなくて、返品でいいよね･･･あの店の他のケトルも全部おしゃれケトルだったし･･･」「最初の店でみたふつーの４０００円くらいのがきっとうちらの身の丈なんだよね･･･」「なんか現実に目を覚ませ！って往復ビンタくらったよね･･･」と我に返った会話を交わし、店員にグダグダ言われつつも返品に応じてもらい、その最初に店にむかいました。時刻は１８時半。しかし、なんともついてないことに、いつもは２２時まで営業の店がラマダン明け直前で１８時半閉店･･････。しょうがないので気を取り直して他の店へ。実は１軒目、２軒目、４軒の店で同じケトルがあったのですが、１軒目に好みの色があり、２軒目には変な色しかなく、４軒目は好みの色だけど他に比べて約600円も高かった。まぁもういろいろ心がバッキバキに折られているので「要するに、色がどうとか、この期に及んで選り好みしてんじゃねー！ということなのよきっと･･･」と、またしょぼんとしつつ2軒目の店に行くと、こちらもまさかの早期営業時間終了のお知らせ･･･とことんついてない･･･。「じゃあもう今度はあれだ、数百円ぐらいけちってんじゃねーってことだ。もう、ここまできたらそれを買えことだ」と、4軒目の店（ここはしまっていないことが確実）に行ってソソクサとわき目も振らずケトルを買いました。さすがに現実もそこまで意地悪ではないらしく、帰宅してためしに使用してみたら何事もなくお湯が沸きました。よかったよかった。結局購入したのはこちら
BINATONEとかいうメーカーです。こちらでは最近よくみかけるメーカーなのですが、怪しい中国産だと勝手に思ってたのでHPがあって驚き。まぁもうちゃんと使えれば文句は言いますまい。と、昨日はそんな1日でした。大変ではありましたがけっこう楽しくもあり、またこういうことを楽しめるくらいじゃないとこっちでの生活なんてやってけないのかもねー、なんて旦那と話たりしました。昨日得た教訓【おしゃれは二の次】【高いからいいとは限らない】【身の丈にあったものを】
