お酒事情

住んでるあたりはムスリムがひっじょーに強い地域。住んでる州のOldCtiyなんかに行くと、ムスリムが100%だったりします。なので、お酒を買えるのは南部(クリスチャンが大多数)から移住してきた方たちがすむ【Sabon-Gari】という街。現地語で「Sabon=新しい」「Gari=街」という意味です*1。ここに行ってお酒を買います。ビールを買うときはクレート(650ml×12本)買いで、飲み終わったビンをケースで持っていって、中身が入ったものと交換してもらうシステム*2。種類は現地のビールSTAR,Guilder,Heineken,Guinness,Amstelなど様々。とはいえ我が家は一番美味しくてリーズナブル!なSTAR BEERでございます。やっぱ気候にあってるのかね?これがなんと5クレートもあります我が家はどんだけ呑むんでしょう?・・・なーんて実際はせいぜい1日1本程度。ただ単に離任してこちらを離れていく方々からクレートを譲り受けていたらそうなっていただけです。通常は2クレート程度を買いに行きます*3他にジンやウォトカ、私が製菓に使うコアントローやラムも安価で怪しいものからフェイク、輸入もののそれなりにするものまでいろいろ買えます。すべてオープン価格。交渉次第です。ただ買えない、というか、買いたくないのはワイン。まったく温度管理などされていませんので、ワインだけは首都やトランジットで寄るオランダスキポール空港などで買ってくるようにしております*4。ということで、ムスリム都市ではありますが、お酒を買うのにあまり苦労はしておりません。が、やっぱりレストランなどに行くとムスリムの方がオーナーの所にはお酒はないですし、レバニーズやインディアンの方のレストランでは、数年前の一時期取締りが厳しくなった時には、メニューには「Icetea S(スタービールの意)」「Icetea H(ハイネケンの意)」などと隠語で表示されていたことがあったようですし、今でもメニューには書かれていなかったりします。旦那さんはどこからか州警察が大量のビールを押収して、広場で焼いているのを見たことがあるといっていたので、敬虔なムスリムの方のいらっしゃるエリアでは、それなりに取り締まり厳しいのでしょう。その一方、旦那さんの同僚やスタッフの、今では【The 敬虔なムスリム】の方でも、若いころは無茶してビール飲んでたな…なんて話される方もいらっしゃいますし、そんなことを聞くと近親間がわくというか「あぁまったく理解できない世界を生きている方達ではないのだな」とあたり前なのにすこしホッとしたりします。とりあえずお酒好きとしては、非常に助かっておりますよ。

*1:なのでここに限らず各地にSabon-Gariという街はあるみたいです

*2:ジュースも同じく

*3:日本円で3000円強、程度

*4:常に冷蔵庫に10本前後にワインのストックあり