再認識

ちかごろ、他のアフリカ諸国や発展途上国にお住まいの方のブログをちょこちょこ拝見していて気が付いたというか、改めて認識したことが一つ。こちらでは肉を買うのにいろいろ苦労しますが『【肉】ではなくて【鶏・牛・豚・山羊・羊】など、ついさっきまで生きて動いていた動物の肉を買っている』という、日本ではあまり意識できない感覚が私には特に違和感がないのだな〜、と。生きてる鶏から「鶏肉」にしたり、腹の真ん中掻っ捌いて広げてある牛などに挑むのは、わりと勇気のいる行為らしい、と。私は気持ち悪いとか、いやだなぁとは思わないのです。とはいえ、私もまだ生きてる鶏云々はやったことなかったりするのですが・・・そのうちチャレンジしたい。それはさておき何故かというと、ウチ父がそういうのが好きな人だからだと思われます。私が小さいころ、実家ではチャボや鳩(これは伝書鳩だった記憶)を飼っていましたし、知り合いが闘鶏をやっていたので、たまに負けた軍鶏を持ってきてくれたりして、もちろん首を落として血抜きをして・・・と一連の作業をしないと食べられないので、実家の庭の桜の木に血抜き中の軍鶏やチャボがぶら下がったりしてる光景は奇異でもなんでもなかったのです(軍鶏ナベ上手かった)。さらに父は自然のもの(タダの物?)が好きで、よくザリガニや雑魚を捕りに近所の沼で投網を投げてましたし、秋はイナゴ捕りもさせられたりしました。筍、自然薯、つくし、ののひろ(のびる)、菜の花、からし菜、銀杏、芹・・・といろいろ採ってウチでは良く食べました。そういう家庭で育って、けっこうそれが当たり前だと思っていたのですが、そうじゃないと言われたのはもう二十歳過ぎでからでけっこうびっくりした記憶があります。でもまぁそのお陰で、こちらではあまり物怖じせずにいけているのかな、と。父に感謝です。(そんな父、現在実家の庭で各種きのこ栽培とクチボソの養殖中!)